サラリーマン乞食の小銭拾いで生きていく

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投信EXPO2021に行ってきた~今年も"やっぱり"モーニングスター朝倉社長の基調講演がとてもタメになった~

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わたくしサラリーマン乞食の年に1回の楽しみ、それが投信EXPO(エキスポ)への参加です。

2017年から参加しており、今年で5回目の参加となります。

www.morningstar.co.jp

 

投信EXPOの最大の魅力は

✅モーニングスター朝倉社長の基調講演

です。

朝倉社長は投信評価会社の社長として、その時勢時勢を見定めたうえで、非常に示唆に富むお話を、特定の投信会社に肩入れせずフラットな目線でお話されます。

乞食はこれを生で聴きたいんですね。

 

今年のテーマは

「新たな時代」に投資家が実践する最適な資産運用法とは

というものでした。

 

備忘録として朝倉社長の基調講演を聞いて乞食なりに学んだこと・感じたこと・思ったことを列挙します。

 

■Part1 テーパリング後の世界景気と市場の見通し

・米国のテーパリングが年末年始くらいから始まることはまちがいない。問題はその「後」だ。

・IMFの世界経済見通しは少し甘いんじゃないか。米国が2021年7.0%、2022年4.9%はもうちょい下がるかと。

・コロナショック後の回復局面は一段落した可能性が高い。

・米国の消費者マインドは大幅に悪化している。米ミシガン大学消費者信頼感指数は2011年以来の低水準である。

・米国10年もの国債(長期金利)の利回りは春先の1.74%をピークに下降中(2021/9/17は1.36%)。長期金利が下がるということは市場は今後の経済見通しを「鈍化」の方向感で見ているのでは?

・米国CPIは足元(2021年8月)で5.3%。かなりインフレ気味になっている。

・米国失業率は足元(2021年8月)で5.2%。これも順調に低下(=改善)してきている。

・見立てとして米国のテーパリングが2022年9月に終了した後、最初の利上げ(0.25%➡0.50%)が2023年9月に来るとみている。テーパリング終了後、すぐに政策金利を上げるとは思えない。テーパリングは株安要因になるからだ。

・テーパリングを開始すれば国債買い入れ額が先細るのですなわち債券価格が低下して長期金利が上昇するのが通説だが、そうはならないと考えている。テーパリング開始で景気悪化懸念が出て、長期金利はむしろ低下するのではないか。

・2014年1月のテーパリング開始後は長期金利(10年)と短期金利(2年)の差が縮小していった。今回もそうなる可能性は高いとみている。

・米国株のバフェット指数(米株式時価総額÷米名目GDP)は2.01と歴史的な高水準(2021年7月)である。

・米国株式は主要インデックス(S&P500、ダウ平均、ナスダック総合)を見る限り上がっているように見えるが、ラッセル2000という中小型株も含む指数で見るとピークアウトした可能性がある。コロナショック後に相場を牽引したテスラとズーム・ビデオの株価がピークから数10%以上下落したのがいい例。

・ミーム株たるゲームストップや草コインのドージコインの狂乱相場はバブルの様相のいい例。カネ余りがそうさせている?

・米国のVIX指数は低下の一途をたどっているのが不気味。あらゆる資産が上がっている。株も債券も金も暗号資産も。これは異常。

・イールドハンティングが活発で低格付けの企業でも社債を発行すれば買われる。カネ余りの象徴。

 

 

 

■Part2 パンデミック後の「新たな時代」の資産運用方法

・「永遠のマイナス」の欧州国債と「永遠のゼロ」の日本国債。米国債は1.3%台だが、米CPIが5%台なら実質金利はマイナス。一方で日本は7月のCPIが▲0.3%だから、実質金利はプラス?

・GPIFの基本ポートフォリオは国内株式25%、外国株式25%、国内債券25%、外国債券25%であるのだが、これの名目期待リターンが4.0、想定リスクが12.32となっており、取るリスクの割にリターンが小さい印象。シャープレシオ(≒リターン÷リスク)は0.32と低い。

・次世代技術を活用した先進的な企業は次々に生まれる。直近ならコインベース、ロビンフッド、フリー。数年前ならメルカリ、LINE、ウーバー、インスタグラム、スクエア等。

・世界の時価総額トップ10は10年20年もすれば明らかに変わる。世界トップ6に入っているGAFAMやサウジアラムコだって10年後に安泰とは限らない。逆に言えば全世界株式連動の投信をもっていれば自動的に銘柄の組み換えをしてくれる。

・過去10年の各国の株価騰落率(年率)を見ると、1位が米国(NASDAQ総合)19.5%、2位がインド13.0%、4位に実は日本9.8%、11位に中国3.3%。中国の出遅れ感が光って見える。

・この1年の日本の売れ筋投信(純資金流入)TOP10の中に米国株式が6本入ってる。販売力が半端ない銀行や証券のおかげ(悪い文脈で)か!?

・この1年の売られ筋投信(純資金流出)TOP10の中には乞食の愛するグローバル3倍3分法ファンドが1位にランクイン😢

・この1年の米国の売れ筋投信(純資金流入)TOP10の中には債券クラスが実に8本もランクイン。米国人は冷静。

・ITバブル崩壊時(-31.9%)は崩壊前高値を回復するのに5年10か月かかった。リーマンショック時(-54.5%)は5年5か月。コロナショック時(-21.3%)は0年8か月。コロナショックはショックじゃなかったのかも?

・NASDAQ総合を20年前から積立投資してたら5.6倍、一括投資してたら3.2倍のリターン。時間分散投資の威力がすごい。

・直近10年の日米中の株価推移をみると米国が圧倒的で、次いで日本、冴えないのが中国。でも中国は今後GDP世界1位になるだろう国。ここの成長を取りこぼすのはまずい。米国一択の風潮が怖い。

・日米中のPERは高い順に米(25.3%)➡日(14.8%)➡中(13.3%)。新興国の中国株を入れないのは「持たざるリスク」になるのでは。

・2020/9/14~2021/9/14の対世界株式の相関係数(モーニングスター調べ)。金-0.54、世界債券-0.52、XRP0.70,ビットコイン0.75。金と債券は相変わらず逆相関。暗号資産も1ではないので組み合わせる価値はある。

・「新たな時代」の最適な資産運用法その1。世界株式70%、世界債券15%、金or暗号資産15%。ついに暗号資産登場‼

・新たな時代」の最適な資産運用法その2。先進国株式50%、新興国株式40%、国内株式10%。全世界株式インデックスにしてしまうと新興国株式割合が10%程度になってしまうので、そこを大幅に修正。新興国の比率を大幅UPさせるのが朝倉社長流。このポートフォリオを時間分散(積立投資)で構築していくのがベター。

 

 

 

まとめてみると中々濃いですね。

これを50分という短い時間でプレゼンしきる朝倉社長には脱帽です。

 

乞食的に一番驚いたのは

✅暗号資産の組み入れを検討する

という点でした。

モーニングスター社の株主優待で暗号資産のXRPを採用していることもあり、その伏線かなぁとも思ったのですが、暗号資産市場の一段の盛り上がりは「本物」という認識なのでしょうか。

乞食も暗号資産はポートフォリオの一部には組み込んだほうがいいのではないかと思っている派ですので、なんだから後押しされた気がしました。

 

また、株価がバブル的な匂いがあるような状況下では「守り」や逆相関見合いとして債券の組み入れも検討するべきではないかという至極まっとうな主張も乞食には刺さりました。

乞食のSBI証券におけるポートフォリオはVTを中心としたややもすると株式偏重型のものです。

NISA枠ではBNDを買っているものの、その割合は全体の10%くらいです。

来年のNISA枠では(SBI証券ではNISA枠でのETF購入手数料が無料なので)BNDかそれに近いような債券ETFを購入する予定ですが、特定口座で購入するとなるといかんせん購入手数料が気になります。

0.495%の手数料を債券のインカムでペイするのは数か月かかる計算になるからです。

だったら、楽天・全世界債券インデックス(為替ヘッジ)ファンドでも買っておけばいいのかもしれませんね。

このファンドはBNDXを買うだけファンドで、直近(2020年2月~2021年2月)の運用報告書を見ると信託報酬を含む総経費率は0.28%となっています。

そう考えると、このファンドに一定額を投資するのもありなような気がしてきました…。

 

いやはや、今回もモーニングスター朝倉社長の基調講演「聞いてよかった!」と思える内容でした。

ありがとうございました。

今後の乞食ポートフォリオ構築の参考にさせていただきます。

 

なお、投信各社の講演も4本聞きましたが、その話はまた別記事で。

 

ちなみに、今回の投信EXPO2021の来場特典は⇩でした。

マンガでやさしくわかるファイナンス

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  • 作者:朝倉 智也
  • 日本能率協会マネジメントセンター
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