サラリーマン乞食の小銭拾いで生きていく

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ファンドオブザイヤー2021受賞記念セミナーに行ってきた

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わたくしサラリーマン乞食は2022年3月12日(土)、東京国際フォーラムホールB7にてモーニングスター社主催のファンドオブザイヤー2021受賞記念セミナーに行ってきました。

 

 

昨年に引き続いての参加であります。

 

kashobunshotoku.hatenablog.com

 

新型コロナウィルスの脅威は残念ながら現時点でも収まっておらず、席数を大幅に縮小しての対面とオンラインのハイブリッドの開催となりました。

感染拡大防止を厳格に適用して開催に漕ぎ着けた関係者のみなさまにはこの場を借りて敬意を表したいと思います。

ありがとうございます。

 

さて、今回のセミナーの最大の目的は、

 

🌺モーニングスターの朝倉社長の基調講演

 

です。

 

正直、今回受賞した投信運用会社各社のプレゼンにはあまり期待していません。

ファンドオブザイヤーの受賞基準は「昨年のパフォーマンスが高かった」かどうかです。

となると、「たまたま」「当たった」アクティブファンドがランクインしてしまうのです。

乞食的にはアクティブファンドであれば「特徴がある」「癖の強い」ものを所望します。

 

前置きが長くなりました。

各社講演の感想を記します。

なお、当日会場内でその時に感じたことをTweetしておりましたので、それベースで記していくこととします。

 

 

 

①国内株式型 部門 最優秀ファンド賞:トヨタ自動車/トヨタグループ株式ファンド

お題目:世界に誇るトヨタグループに投資する当ファンドの魅力について

運用会社:三井住友DSアセットマネジメント株式会社

トヨタグループに投資対象を限定するファンドであれば、運用報告書見ながら上位TOP10の現物株投資でもいいんじゃないでしょうか。

乞食的には全然興奮しませんでした。

 

 

 

②国際株式(グローバル・除く日本)型 部門 最優秀ファンド賞:ベトナム・ロータス・ファンド『愛称:ロータス』

お題目:ベトナム株投資の展望と注意点について

運用会社:ファイブスター投信投資顧問株式会社

今回の運用会社の中ではプレゼンがピカイチでした。

曰く、「ベトナムは高度経済成長期の日本と似ている」と。

ベトナムは今後の経済成長の「伸びしろ」があるので、それに期待しようと。

乞食的には妙味があると判断したので、とりあえずその場でこのファンドの積立設定をしました。

 

 

 

③バランス型 部門 最優秀ファンド賞:のむラップ・ファンド(積極型)

お題目:資産形成のコアファンドとしての「のむラップ・ファンド」のご紹介

運用会社:野村アセットマネジメント株式会社

ラップ型投信には興味がありません。

信託報酬が高すぎです。

この配分に興味があるのであれば、インデックスファンド単体をトッピングしていけば信託報酬率が0.5%以内で余裕で組成できます。

乞食的には信託報酬1.518%は払えません。

 

 

 

④オルタナティブ型 部門 最優秀ファンド賞:ダイワ・US-REIT・オープン(毎月決算型)Bコース(為替ヘッジなし)

お題目:米国リート投資の魅力 ~リートに特化した運用会社の優位性~  

運用会社:大和アセットマネジメント株式会社

宗教的な問題かもしれませんが乞食的にはREITはインデックスでいいです。

 

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あと、乞食はよく覚えているのですが、2011年中頃あたりから急速に純資産残高を伸ばしているのは、パフォーマンスが認知されたからではなく、「高分配金」に販売会社が釣られたからです。

当時は、新光 US-REIT オープン(愛称:ゼウス)とフィデリティ・USリート・ファンドB(為替ヘッジなし)とダイワ•US-REIT•オープン(毎月決算型)Bコース(為替ヘッジなし)で海外REIT系ファンドの分配金競争をしていました。

今となっては金融庁からダメ出しされた「分配金利回り」なるものに販売会社も市井の投資家も踊らされていました。

すいません、余談でした。

 

 

 

⑤ESG型 部門 優秀ファンド賞:グローバルESGバランスファンド(為替ヘッジなし)年2回決算型『愛称:ブルー・アース』  

お題目:私たちと大切な方の未来を守るESG投資  ”グローバルESGバランスファンド(愛称:ブルー・アース)”を通じて私たちが成せること  

運用会社:野村アセットマネジメント株式会社

こちらも全く頭に残らず。

信託報酬高すぎです。

 

 

 

⑥モーニングスター社朝倉社長の基調講演  

お題目:「アクティブかパッシブ(インデックス)」は二者択一なのか?  

やはり朝倉社長の講演は最高でしたね。

たくさんの気づきを得られました。

・アクティブかインデックスかは日本だけでなく世界でも神学論争的

・私はインデックス礼賛者でもアクティブ礼賛者でもない。

・専門家の言うことはまちがえる。が、それが過ちであったと発言する者は少ない。

・パウエルFRB議長も2021年11月まではインフレは「一時的だ」と言っていた。

・米国はアクティブとインデックスの割合が大体半々くらい。インデックスの勢力が強くなっていることは間違いない。

・日本の純資産残高トップ10の中でインデックスはeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)1本だけ(9805億円)

・ネット証券の売れ筋はインデックス。対面証券や銀行の売れ筋はアクティブ。

・米国籍ファンド。パフォーマンスが「アクティブ>インデックス」となるのは中小型株、新興国株、グローバルREIT、社債、ハイイールド債のアセットクラス。反対に大型株とか国債はインデックス優位。

・自分なりに長く付き合えるファンドを探そう。

・運用哲学や運用プロセスに共感できるファンドを探そう。

・最低でも3年以上の運用実績を見てファンドを選ぼう。

・運用コストが「適切な」水準に抑えているファンドを選ぼう。

・米国ではファンドマネージャーが自分が運用するファンドにどれだけ私財を投げ打っているか開示している→日本でも義務化するように金融庁にも打診している

・アクティブファンドもなんだかんだで信託報酬が低いファンド群がモーニングスターレートが高い。

・GPIFのポートフォリオはインデックス対アクティブが大体83:17(2021年3月末現在)

・基本に立ち返ろう

✅投資の9割はここで決まる

 (1)中長期の投資目的(目標)と時間軸を決める

 (2)目的(目標)を達成するための資産配分(アセットアロケーション)を決める

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✅(3)各々の資産クラスで最適なファンドを選ぶ(インデックスorアクティブ)

・目先の上げ下げに一喜一憂せず、長期の投資目的に沿った資産配分を忍耐強く続けることが大事

・やっぱり時間分散が大事

・「泰然自若」の精神でいこう

 意味:おちつきはらって物事に動じない。安らかでもそのまま変化せず平気な様子。

 

実にいいお話でした。

朝倉社長の講演は定期的に聴きたいものです。

 

 

 

■乞食の考え まとめ

🔘投資は当人の「納得」が全て。

🔘投資は「十人十色」。

🔘投資にも「ダイバーシティ」があっていいじゃないか。

 

乞食は現在、自分のなけなしの資産2000万円を投じてSBI証券にてポートフォリオを蘇生していますが、基本的には「納得」しています。

個人投資家なのでどう動こうが「自由」です。

乞食的にはじっくり動じずにいるのは難しいので、コア&サテライト運用を勝手に都合よく解釈してマーケットに向き合っていきたいと思います。