最近のもっぱらの関心事はドル円相場です。
円安が進行しています。
ついぞ3月までは1ドル115円くらいでうろうろしていたのですが、3月中旬から円安ブーストがハンパないことになり、2022年4月13日時点では126円を突破。
これは2002年5月以来で実に19年11ヶ月ぶりとのことです。
円安の要因はさまざまあろうかと思いますが、一番よく言われているのは
✅日米の政策金利の方向性の違い
でしょう。
インフレ懸念が顕在化し利上げを急ぐ米国と、頑なに「ゼロ金利政策」にこだわる日本。
為替の世界では金利の低い通貨から金利の高い通貨に資金シフトするのは(それが合ってるか合ってないかということはどうでもよく)十分に起こりうることです。
わたくしサラリーマン乞食はなけなしの1000万円をSBI証券にぶち込んで運用をしておりますが、今回の円安の影響はモロに受けています。
これは「良い方に」という意味です。
乞食のポートフォリオの中心は外国株式インデックスの投信です。
米ドルの実質的保有比率はSBI証券における保有資産の7割を優に超えます。
円安がメリットになるポートフォリオを組んでおいて正解でした。
投資はリスクがあると言われ、徹底的に忌避する方もいらっしゃいます。
が、そのような方は「日本円にフルベット状態」なのです。
これはある意味「異常」であると言えます。
ゴミのような金利しかつかない銀行預金にフルベットしているのです。
乞食しかしたら狂気の沙汰です。
円が今後も強い通貨であり続ける確信があるならよいとは思うんですが、賃金が上がらず、コストプッシュインフレがじわじわと進み、米国のような成長産業が現れる土壌がない日本にフルベットすることは乞食的には「ちがう」と思います。
もちろん日本で生活するので日本円は大事です。
しかしながら、「資産の一部は日本円以外の資産で持つ」という選択肢をはなから除外してはならないと思います。
国際分散投資が今こそ叫ばれてよいと思います。