毎年の恒例行事となっておりますが、去る2022年9月10日(土)に投信EXPO2022に行ってきました。
場所はミッドタウンホールということで、前年の虎ノ門ヒルズフォーラムから変更です。
というよりも、新型コロナウイルスが流行する前はミッドタウンホールで開催されていたので「原点回帰」といったほうが正しいでしょうか。
わたくしサラリーマン乞食は2017年から毎年参加していますので、今年が6回目の参加となります。
さて、乞食が投信EXPOで最も楽しみにしている講演がモーニングスター社の朝倉社長の基調講演なのであります。
これは毎回聞く価値があります。
現在のマーケット状況のおさらいをしてくれますし、今後の見通しもロジカルに示唆してくれます。
それでいて同社の「投資家主権」を体現するような内容であります。
今回の講演「不透明な未来に投資家はどのように向き合うべきか?」も素晴らしいものとなりました。
当日の乞食の感想がこちら⬇️⬇️
#投信EXPO2022
— サラリーマン乞食@小銭拾いで生きていく (@yaorim2020) September 10, 2022
モーニングスター朝倉社長の基調講演は毎回素晴らしいと心の底から思います。
『投資は納得が大事』
まさにそのとおりです。
人に勧められて損したからと言って喚くのではなく、自分なりに考えて自分が最適だと思うポートフォリオで運用していきます。
みんな違ってみんないい
世界的なインフレ、米国の例を見ない急速な利上げ、ロシアのウクライナ侵攻、急激な円安…等々、投資家を取り巻く環境は不透明極まりないですが、そのような環境下で自分のポートフォリオをどう構築していくべきかは、他人のを真似るのではなく自分なりに考えて「納得」するようにやったほうがいいとおっしゃっていました。
まさにそのとおりだと思います。
乞食も自分なりに考えてポートフォリオを構築していますし、そこには「納得」があるので、仮にうまくいかなくてもそれはそれで諦めがつきます。
投資は自己責任であり、他者に責任転嫁すべき事柄ではありません。
改めてそれを認識できました。
なお、朝倉社長以外の講演にはビビッとくるものはありませんでした。
これは乞食が完全にインデックスファンド信奉者になってしまったことに起因するものと思われます。
アクティブファンドの説明を聞いても「(過去の)運用実績がインデックスを上回っていた」という点が特に強調されます。
でも、これは「未来」の運用実績を保証するものじゃないですよね。
数年前に一世を風靡していたひふみプラスが参考指数たるTOPIXに直近は負けているのがいい例です。
運悪くそういう類のアクティブファンドを掴んでしまった日には目も当てられません。
もちろんインデックスファンドをパフォーマンスで圧倒的に凌駕するアクティブファンドだってあるはずです。
でも、そういう「将来」優秀なアクティブファンドを事前に把握することはできないのです。
だったら、「パフォーマンスは市場平均でいいから低廉なコストでよろ」的な想いが強くなりすぎている今日この頃です。
乞食の思想信条的にはインデックスファンドがちょうどよいのだと思います。
キャピタル社の講演時に感じたこと⬇️⬇️
#投信EXPO2022
— サラリーマン乞食@小銭拾いで生きていく (@yaorim2020) September 10, 2022
キャピタルグループの講演。
アクティブ運用の全世界株式インデックスファンドがウリ。
⬇️刺さった言葉⬇️
本当に大事なのは『コスト』てまはなく『コスト控除後の運用実績』である
そのとおりですが、『将来有望な』アクティブファンドを『事前に』見つけることはできんのですよ…
あ、誤解を招くといけないので申し上げておきますが、アクティブファンドの存在を否定したり、アクティブファンドに投資する方を嘲笑する意図は全くもってありません。
どのようなファンドに投資するかは投資家の自由な選択に委ねられているものであり、自己責任原則さえ遵守されればそれでOKというスタンスです。
アクティブファンドに期待したいなら自己責任で「納得」のうえ投資すればよいと思います。
■関連記事
kashobunshotoku.hatenablog.com
kashobunshotoku.hatenablog.com