先日、2022年分の確定申告を完了させました。
今回も税務署が指定する確定申告会場まで足を運びました。
毎年苦戦している「外国税額控除」ですが、案の定今年も苦戦しました。
苦戦した箇所を備忘録として残しておきます。
✅「控除余裕額」と「控除限度超過額」を両方入力するとエラーになる
まずはこのわけわからない語句の説明から。
詳しく書いてあるHPがあったので引用します。
外国で納められた税額が、所得税等の控除限度額を下回る場合のその差額を「控除余裕額」といい、逆に控除限度額を上回る場合のその差額を「控除限度超過額」といいます。
控除余裕額または控除限度超過額が生じた場合は、その年の翌年以降、確定申告を行うことにより、3年間繰り越すことができます。
◾️控除余裕額
当年に控除し切れなかった限度額があるため、その翌年の確定申告で控除限度額に当年のその額を加算し、その翌年の控除限度額が増えるということ。
◾️控除限度超過額
当年に控除できなかった外国所得税額については、その翌年の確定申告の際にも、引き続き外国税額控除の対象となるということ。
↑の説明は丁寧なんですが、それでもこれを読んでパッと理解できる方はごくごく少数なのではないでしょうか。
少なくとも乞食はよくわかりませんでした。
で、この厄介なところは「控除余裕額または控除限度超過額」とあり、どちらかしか入力できないはずなのです。
なお、入力に際しては前年度の確定申告書の外国税額控除に関する明細書(居住者用)を参照します。
そこで参照したデータをほいほいと入力していったらシステム上は両方入力できてしまったのです!!
それで最後まで進むとエラーになってしまったのです💦
もはや訳わかりません。
税務署の職員さんに質問すると、すごく困ったような顔をしていました。
「う〜ん。これは大変ですね〜。外国税額控除ってすごく難しんですよ。」
って、おいww
どちらも入力できるなんてことはありえないと思うので、なんとか税効果があると思われる控除余裕額の入力を残し、控除限度超過額の入力を削除しました。
これで合ってるのかわかりませんが、もはや「キメ」の問題であると思いますので、これでいいんじゃないでしょうか。
知らんけど。
まあとにもかくにも外国税額控除はマジで厄介です。
これ、自宅からの確定申告だったら、もっと頭を悩ませていたことでしょう。
確定申告書作成会場に行けば困ったらすぐに税務署の方に聞けるので安心です。
あと、外国税額控除は総合課税扱いとなるので、それも乞食的には解せない点です。
超過累進課税になるし、無駄に自らの所得を上げてしまうので、社会保険料や住民税にも『悪い』影響が出てきます。
しかも、外国税額控除をしたからといって外国で取られた税金が全て返ってくるわけではありません。
その点も乞食的には解せないです。
以上を勘案し、今後は米国ETFの投資を縮小していこうと思うにいたりました。
来年から新NISAが始まります。
せっかくの機会なので、米国ETFは引退して、インデックス投信に寄せていこうかどうか本気で悩んでいます。
2023年はすでに米国ETFの投資をしてしまっているので、利益が乗ったら売却してスッキリさせていこうと思います。