
ここ最近の話ですが、金(ゴールド)の価格高騰が止まりません。過去最高値を何度も更新し、「常軌を逸した上昇」という言葉がぴったりなほどの動きを見せています。
「有事の金」という言葉を耳にしたことがあるかもしれませんが、今の金価格を押し上げている要因は、単なる一時的なものではなく、世界経済の構造的な変化と深く結びついています。
この記事では、金価格が高騰し続ける「常軌を逸した」理由を掘り下げ、今後の動向を考えるヒントを探ります。
◾️止まらない金の価格上昇、その裏にある複数の要因
金は、それ自体に普遍的な価値が認められている「安全資産」として知られています。株式や通貨といったペーパーアセット(紙の資産)が信用不安で価値を失うリスクがあるのに対し、物理的な現物である金は、世界情勢が不安定になるときほど需要が高まります。
しかし、現在の上昇は、単発的な危機だけでは説明がつきません。複数の要因が複雑に絡み合い、需要を押し上げ続けています。
1. 「有事の金」としての存在感:地政学リスクの高まり
ロシアによるウクライナ侵攻、中東情勢の不安定化など、世界各地で地政学的なリスクが高まっています。このような国際的な緊張は、投資家心理を冷え込ませ、リスク回避の動きを加速させます。
株式や債券から資金を引き揚げた投資家たちは、「安全の逃避先」として金を選び、その結果、金への需要が大幅に増加しています。特に、長期化する紛争や不確実性は、短期的な価格変動を超えて金価格を支える強力な要因となっています。
2. 世界的なインフレ懸念と「通貨の価値の目減り」
世界的なインフレ傾向も、金価格を押し上げる大きな要因です。インフレとは、モノの値段が上がり、相対的にお金(通貨)の価値が目減りする状態を指します。
法定通貨の価値が不安定になる状況において、実物資産である金は、インフレヘッジ(インフレによる資産価値の減少を防ぐこと)の手段として非常に有効です。多くの投資家や一般の人々が、保有資産の実質的な価値を守るために金を求めているのです。
3. 各国中央銀行による「金の争奪戦」
現在の金高騰を語る上で、最も構造的な変化と言えるのが、各国の中央銀行による戦略的な金購入です。
新興国を中心に、多くの国が外貨準備として保有する米ドルへの依存リスクを認識し始めました。米ドルが国際的な制裁手段として「兵器化」されるリスクが顕在化したことで、地政学的なヘッジとして金準備を増やす動きが加速しています。
短期的な市場の動きとは関係なく、国家レベルで「金が欲しい」という強力な需要が、金相場に強固な「価格の底」を形成しているのです。
4. 歴史的な円安の影響
日本国内の金価格(円建て)を押し上げているのが、歴史的な円安です。金価格は国際的には米ドル建てで取引されています。そのため、円の価値がドルに対して下がると(円安ドル高)、ドル建ての価格が変わらなくても、円に換算した際の価格は上昇します。
この円安の進行が、日本人にとって国内の金価格を押し上げ、史上最高値更新に拍車をかける形となっています。
◾️今後の金価格の動向はどうなる?
現在の金価格は、短期的・長期的な複数の要因に支えられています。
* 短期的な要因: 米国の利下げ観測、金融政策の動向、突発的な地政学リスクなどによって、価格は一時的に乱高下する可能性があります。
* 長期的な要因: 中央銀行による継続的な購入、世界的なインフレ懸念、そして国際情勢の不透明さという構造的な背景が続く限り、金価格は高止まり、あるいは緩やかな上昇トレンドを続ける可能性が高いと見られています。
「常軌を逸した上昇」は、世界経済の不安定さの裏返しとも言えます。金への投資は、単に利益を追求するだけでなく、「資産を守る」ための重要な手段として、ますますその価値を高めていると言えるでしょう。
庶民が気軽に金に投資するには投資信託やETFが最適でしょう。
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