
わたしは日々、小銭を拾い集めるようにポイ活や節約に励んでいるわけですが、最近ふと思うことがあります。それは、「将来のために準備しすぎて、今を楽しむことを忘れているのではないか」ということです。
■将来のために生きる日々
たとえば、ポイントサイトでコツコツ稼いだポイントを貯めたり、キャンペーンを活用して節約したり、定期預金の高金利を探して資金を移したり。すべては「将来の安心」のためです。特に最近だと、SBI新生銀行の5年1.2%の定期預金キャンペーンとか、住信SBIネット銀行の1年0.8%とか、魅力的な案件が目白押しで、ついついそっちに意識が向いてしまいます。
確かに、これらの行動は合理的だし、将来の自分を助けてくれることは間違いありません。たとえば、老後資金が足りなくなったときに、「あのとき貯めておいてよかった」と笑顔で言えるかもしれない。でも、その一方で、今の自分が犠牲になっているような感覚が拭えないのです。
■今を楽しむ余裕がない
たとえば、コンビニでちょっと贅沢なスイーツを買うのを我慢して、「ポイント還元率が高い買い物だけにしよう」と考えることが増えました。マクドナルドでVISAタッチ決済を使って7%還元を狙うのもいいけど、たまには「ポイントとか関係なく、食べたいものを食べる」っていう選択肢があってもいいはずなのに、それができない。
また、外出先でバッテリー切れを恐れてモバイルバッテリーを常に持ち歩くのも、「もしものときのため」という準備の一環です。でも、その「もしも」が起こらない日だってあるわけで、そういう日はただ荷物を増やして疲れているだけかもしれない。
■将来と今のバランス
もちろん、将来の準備をまったくしないのは無責任だし、現実的ではありません。たとえば、楽天ポイントクラブの毎日ミッションで1円稼ぐとか、スマートニュースアプリでクーポンをチェックするとか、そういう小さな積み重ねが大きな差になるのも事実です。でも、その積み重ねに追われて、「今この瞬間を楽しむ」ことを忘れてしまうのは、本末転倒ではないでしょうか。
たとえば、家族や友人と過ごす時間。ポイント還元率とかキャンペーンとか関係なく、ただ一緒に笑い合って過ごす時間って、実はお金では買えない価値があるはずなのに、それを後回しにしてしまうことが多い気がします。
■今を生きるための提案
そこで、自分なりに「今を生きる」ための小さな提案を考えてみました。
1. たまにはポイントを気にせず使う
貯めたポイントを「将来のために取っておく」のではなく、たまには「今欲しいもの」に使ってみる。たとえば、ファミペイ無料クーポンでゲットしたチョコをすぐに食べるのもいいし、楽天ポイントでちょっとした贅沢を楽しむのもあり。
2. 計画的無計画を楽しむ
いつも節約や効率を考えて行動しているからこそ、たまには「行き当たりばったり」の時間を作ってみる。たとえば、週末に予定を詰め込まずに、気の向くままに散歩に出かけるとか。
3. 小さな贅沢を許す
コンビニでちょっと高いコーヒーを買うとか、ポイント還元率が低くても好きな店で食事をするとか、そういう小さな贅沢を自分に許してみる。
■最後に
将来のために準備することは大事だけど、そればっかりに気を取られて「今」を生きられなくなったら、それはそれで勿体ない人生になってしまいます。ポイ活乞食としての生活は楽しいし、節約やキャンペーンを駆使するのも得意分野だけど、たまには「今この瞬間」を味わう余裕を持ちたいものです。