サラリーマン乞食の小銭拾いで生きていく

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実質コストと為替コストと投信マイレージを考慮した比較で「真のコスト」を算出してみた_VTとeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)とSBI・全世界株式インデックス・ファンド(愛称:雪だるま(全世界株式))

わたくしサラリーマン乞食の本業はSBI証券における投信メインの資産運用であります。

紆余曲折を経て、時価総額加重平均の全世界株式インデックスの商品に資産の大半を突っ込むという基本方針で資産運用をしています。

現在、米国のETFであるVTに寄せまくっています。

 

kashobunshotoku.hatenablog.com

 

しかし、そんな乞食に一つの疑念が。。。

 

✅本当にこれでいいの?

 

ついこないだまではVTの良さに惚れ込んでいました。

 

【VTの良いところ】

■経費率が0.08%と激安

■売りたいときに売れる流動性

■売る際に手数料がかかるので「気軽に売るという行動に移せない」のが「逆に」いい

 

まあ確かに上記は良いところなのですが、良いところがあればもちろん悪いところもあります。

 

【VTの悪いところ】

■ドル転するときに為替手数料(住信SBIネット銀行の外貨積立で4銭)がかかる

■購入時の手数料はゼロだが、売却時に手数料(約定代金の税込0.495% 上限22ドル)がかかる

■円転するときに為替手数料(25銭)がかかる

■二重課税問題(外国税額控除である程度は取り返せるとはいっても全部ではない)

 

こう見ると日本からVTに投資することは実は相応に「コスト高」だと言わざるを得ません。

為替面や税務面で不利なのです。

 

それを踏まえたうえでもVTに投資する合理性はあるのか!?!?!?!?!?!?

 

こういうときに乞食は立ち止まって考えます。

VTと同種の値動きをする日本の低コストインデックス投信との比較をしてみます。

単に信託報酬/経費率だけの比較ではなく、

 

🌼実質コストと為替コストと投信マイレージを考慮した比較

 

をしてみることにしました。

 

 

 

【言葉の定義】

A実質コスト・・・信託報酬に信託報酬以外にかかる費用(売買委託手数料、有価証券取引税、その他(保管費用、監査費用、その他))を足したもの。投信の「運用報告書」に記載があります。

B為替コスト・・・円からドルに交換する際の費用(行き)およびドルから円に交換する際の費用(帰り)。乞食の場合、行きは住信SBIネット銀行の外貨積立で1ドル4銭で交換してSBI証券に外国送金手数料無料で送金しています。帰りはSBI証券で25銭の手数料を支払って円貨受取の売却をすることを想定しています(税金の都合上…詳しくはここでは書きません)

C投信マイレージ・・・SBI証券で日本の投信をもっているだけで年換算最大0.2%のポイント還元を受けられます。低コスト投信はその銘柄ごとにマイレージの料率が定められています。

 

これらを総合的に考慮した比較をしてみました。

具体的に⏬の図にまとめました。

 

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✅ A実質コスト  B為替コスト  C投信マイレージ

 

この数式で算出すると、各銘柄の「真のコスト」が測れるものと思われます。

結果、

 

・VT ⏩0.34%

・eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)⏩0.13%

・SBI・全世界株式インデックス・ファンド(愛称:雪だるま(全世界株式))⏩ 0.10%

 

あらま!?

 

薄々勘づいてはいましたが、VTって意外とコスト高なんですね。。。

この結果を素直に見ると、もはや日本の低コストインデックス投信を買った方がいいんじゃないですかね。

eMAXIS Slimにするか雪だるまにするかは好みの問題ですね。

 

⚠️今回の検証は今後の乞食の投資方針に影響を大きく影響を与える可能性があります。

乞食は個人投資家なので誰からの圧力もなく自分自身の「納得」のみで、いつでも、いかようにも資産構成を変えることができます。

個人投資家は「自由」なのであります。

その「自由」と引き換えに投資における「価格変動リスク(上昇も下落も)」は全て引き受けます。

誰にも文句は言いません。

「自己責任」であります。