ドン引きしたニュースが流れました。
みずほ証券とネット証券大手の楽天証券が新会社を設立することがわかりました。 新会社では、楽天証券のネット取引を利用する顧客を対象に「対面」で資産運用などの相談に応じるサービスを提供するほか、みずほフィナンシャルグループの幅広い商品やサービスも紹介し、顧客の拡大を目指す考えです。 900万を超える口座数を持つ楽天証券は利用者の多くが若い世代で、対面営業に強みがあるみずほ証券と組むことで、相続や退職金の運用など長期の資産形成にも対応し、顧客を囲い込む狙いです。 一方、去年、楽天証券の株式のおよそ2割を取得したみずほ証券は、楽天証券の顧客を取り込みたい考えで、新会社にはみずほ証券が95%、楽天証券が5%出資して来年春にサービスを始める予定です。
TBSテレビ
楽天証券ユーザーに『対面』のニーズがあるのでしょうか。
手数料はネット>対面です。
ネット証券を使える程度のリテラシーがあれば、あえて対面で金融商品を買うことはないでしよう。
普通に考えてコスト的に『損』になることしかない、もしくは、少なくとも『得』になることはないと思います。
しかも一介のみずほ銀行の行員のレベルなぞ全く期待できません(もちろん、中にはとても優秀な行員さんもいるとは思います。ここでの主張はあくまで『概して』という意味合いです。)。
経験的に言えることですが、自分の給与の源泉徴収票の見方すら知らんかったり、生命保険料控除等の所得控除を説明することすらできない行員もいるのですから。
ましてや記事内にある退職金の相談をみずほ銀行等の対面銀行にするのはナンセンスです。
どうせ高金利の定期預金とセットで手数料がかかる投信を買わせる金太郎飴的なセールスをされるんですから。
金融商品は一物二価以上です。
対面販売がコスト面でネットよりも得になることはないです。
楽天証券ユーザーは低コストの全世界株式インデックス投信や先進国株式インデックス投信やバランスファンドをガチホしてれば報われるのではないでしょうか。
ということで、わたくしはこのニュースを「どうせうまくいかんだろうなぁ」という冷ややかな目線で見ております。
うまくいったら、わたくしの見当違いだったということです。
そのときはごめんなさい。