2024年初にお亡くなりになった経済コラムニストの大江英樹さんの遺稿を読みました。
そこには【刺さる】言葉がありました。
シニアビジネスマンが突然病に倒れたら
ここで指摘したのは「健康なうちに、もう少しお金を使うことを考えてもいいのではないか」ということだ。実際に自分が病気になってみると、つくづくそう思う。特に最近、筆者と同世代の訃報を耳にすることが多くなったので、余計にそう考えるようになってきた。筆者の体験例でもわかるように、やたら病気に対する恐怖でたくさんのお金を貯めこんで、使わないようにする必要はあまりないだろう。何しろ我々は最強の保険である「公的医療保険」に入っているのだから。最低限200万〜300万円くらいの預金があれば、よほど特殊なケースでない限り、それほど心配することはない。
人生の目的はお金持ちになることではなく、幸せに生きることだ。そのためにはある程度のお金は必要だし、健康維持の努力も大切だ。ただ、いくら気をつけても病気になる時はなる。そんな困った時のために社会保険制度があるのだから、その仕組みをよく知り、国からもらえるお金をもっと活用すべきだ。それを知らずに自分のお金を無駄に死蔵しておくのは実にもったいない。何に使うかは人それぞれでいい。旅行、趣味、手弁当での奉仕活動、美食等々、要は自分と家族や友達との思い出づくりができればいいのだ。
自分が病気になり、一時は死を意識したこともあったが、その時に考えたことは「結局、人生の最後に残るのはお金ではなく、思い出しかないんだな」と。
いやはや、とても刺さります。
私が社会人生活10年以上やってきて思うことがあります。
それは、、、
✅意外と人生早い
ということです。
振り返ればあっというまでした。
このペースで時の流れが進むといつの間にか60歳になるでしょう。
であるならば、『今』を大事に、やりたいこと、やってみたいことにお金を使うべきだと思いました。
お金は全世界株式インデックスファンドで運用していれば、かなりの確率で勝手に増えていきます。
お金の心配はさほどせず、やりたいことやっていきます。
もちろん『身の丈を超えた』ことはやりません。
あくまでも収入の範囲内でやるべきことをやるべきだと思った次第です。
大事なことに気づかせてくれた大江さんには感謝を申し上げるとともに、心よりご冥福をお祈り申し上げます。