わたくしサラリーマン乞食のトータル損益は+832万円→+806万円ということで▲26万円となりました(率にして▲2.1%)。
先週の主要指数を振り返ります。
■日経225:28143→27333(▲2.9%)
■NYダウ:31909→31861(▲0.2%)
■S&P500:3861→3916(+1.4%)
■NASDAQ:11138→11630(+4.4%)
■ドル円:136.06→133.60(▲1.8%)
まちまちの状態となりました。
先週のシリコンバレーバンクの破綻からマーケット心理が疑心暗鬼の動きになっていることは否めません。
その証拠に、依然としてFear and Greed指数が25と低位です。
また、このようなリスクオフ局面では債券やゴールドに資金が流入します。
毎週ウォッチしている2年もの国債利回りは4.59%→3.85%と尋常ならざる低下をしています。
これはすなわち「国債が買われている」ということです。
株を売って国債を買うというのは典型的なリスクオフ局面の動きです。
また、ゴールドも上がっています。
ゴールドのETF(GLDM)を見れば一目瞭然です。
ふむふむ。
こういう局面では債券やゴールドへの分散投資をしているかどうかがポートフォリオを安定させる要素となりますね。
わたくしサラリーマン乞食はというと、債券とゴールドのETFをしこしこ買っていたので、多少はマイナスのインパクトを低減できました。
しかし「多少は」です。
基本的には、世界経済の成長の果実を確実に得られるように幅広に株式に投資していくことが肝要であると考えています。
債券やゴールドはポートフォリオにおける「スパイス」として位置付けていきたいと思います。
中央銀行から最大7兆円調達=クレディ・スイス、「流動性強化」―当局は支援表明
【ロンドン、ニューヨーク時事】スイス金融大手クレディ・スイスは16日、スイス国立銀行(中央銀行)から、資金供給の枠組みを利用し、最大500億スイスフラン(約7兆1000億円)を調達する用意があると発表した。流動性を強化するため、「断固たる行動を取る」と説明。市場の信用不安を払拭(ふっしょく)したい考えだ。
16日朝の欧州株式相場は、ひとまず落ち着いた動き。クレディ・スイス株は前日の暴落から持ち直している。
中銀とスイス金融監督局(FINMA)は15日に共同声明を出し、「必要があれば流動性を供給する」と支援の意向を表明。「自己資本と流動性に関する厳しい要件を満たしている」として、クレディ・スイスの財務に問題はないとの認識も示した。
クレディ・スイスは15日、筆頭株主のサウジ・ナショナル・バンクが追加出資を行わないとの報道をきっかけに株価が急落。シリコンバレー銀行(SVB)など米銀の破綻に続き、金融不安が欧州に波及するとの懸念が広がり、世界同時株安の様相となった。異例の共同声明は、市場の動揺を沈静化する狙いがある。
直近の目下の注目はクレディスイスがどうなるかです。
信用不安から「クレディスイス大丈夫なん??」という空気がマーケットを支配しています。
UBSがクレディスイスを買収するとかなんとかという報道が流れていますが、どうなるんでしょうか。
クレディ・スイス、UBSが買収交渉 FT報道 - 日本経済新聞
【パリ=北松円香】スイスの金融大手UBSが、経営不振が続く同業のクレディ・スイス・グループに対する買収交渉を進めていることがわかった。17日に英フィナンシャル・タイムズ(FT)が報じた。クレディ・スイスの事業全体あるいは一部を対象として交渉しているという。
FTは関係者の話として、UBSとクレディ・スイスの取締役会が今週末にそれぞれ、買収について検討する予定だと報じた。スイス国立銀行(中央銀行)とスイス金融市場監督機構(FINMA)が買収交渉を後押ししており、米英の当局にも2行の統合がクレディの信用力の崩壊を防ぐための「最善策」であると伝えたという。
スイス中銀は2行に対し、週明けに金融市場の取引が始まる前に明快でわかりやすい合意に至るよう求めているもようだ。
クレディ・スイスは近年不祥事が続いたうえに投資銀行部門が不振で、人員削減や事業分離を伴う経営再建を進めていた。収益の先行きに対する不安感にシリコンバレーバンク(SVB)の破綻による金融市場の動揺が追い打ちをかけ、クレディの株や債券を売却する動きが強まっていた。他の金融機関がクレディとの取引を制限し始めたとも報じられていた。
15日にスイス中銀とFINMAが共同で声明を発表し、必要に応じて資金供給で支援するとしていた。その後もクレディ・スイスの株価は不安定な動きで、市場の不安が払拭されていないことを示した。
金融機関は「信用」で成り立っているとまざまざと感じたニュースでありました。