サラリーマン乞食の小銭拾いで生きていく

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ファンドオブザイヤー2020受賞記念セミナーに行ってきた

www.morningstar.co.jp

 

本日2021/03/13(土)にモーニングスター社主催のファンドオブザイヤー2020受賞記念セミナーに参加してきました。

本降りの雨の中、また新型コロナウイルス禍の影響で緊急事態宣言の中、東京国際フォーラムで開催されました。

わたくしサラリーマン乞食は健康と交通費節約を兼ねて2時間以上かけて歩いて向かいました。

 

今回の一番のお目当てはもちろん

☑モーニングスター朝倉社長による基調講演

➡インデックスファンドが台頭する中、勝ち残るアクティブファンドの条件とは?

 

では、本日の講演内容を振り返ってみましょう。

 

 

 

①国内株式型 部門 最優秀ファンド賞:情報エレクトロニクスファンド

情報エレクトロニクスファンドの運用紹介 ~テクノロジー株ファンドの定番商品化を目指して~

・変化対応型であり臨機応変型でありメリハリ型の運用スタイル

・柔軟性のある目利きで今後はIoT銘柄がメインになるか

・自信のある銘柄にしっかりウェイトを張る

・ホームラン級のアタリを狙う

・適度な調整は大歓迎

・辛抱強くHOLD

・日本株の魅力を伝えていきたい

正直、このファンドは知らなったですね。

モーニングスターの評価も相当高いので、組み入れ余地ありますね。

ポートフォリオマネージャーの自信満ち溢れる感じも◎です。

そういう目に見えないデータに表れない部分も大事にしたいところです。

 

 

 

 

②国際株式型(グローバル) 部門 最優秀ファンド賞:ベイリー・ギフォード世界長期成長株ファンド『愛称:ロイヤル・マイル』

長期の視点で高い成長が期待される銘柄を辛抱強く保有する、投資の王道(ロイヤル・マイル)

・LTGG戦略(Long Term Global Growth)

・長期成長の「確信」がもてる企業にしか投資しない

・投資したらじっと我慢してHOLD

・短期の株価変動には物怖じしない

・ベイリーギフォード内の投資チームは少数精鋭であり大胆な銘柄選定ができる環境

乞食が以前から要チェックしており、実際に自身のポートフォリオに組み入れているファンドの講演でした。

もう、超まとめてざっくりと要約すると

ベイリーギフォードの目利きが半端ない

ということです。

それに尽きます。

最高です。

真のアクティブファンド認定でいいですよ。

kashobunshotoku.hatenablog.com

余談ですが、ちょっとプレゼンで気になった点を。

三菱UFJ系の投信会社であるからか(「保守的」であるという意味合いです)、やたらとディスクレーマーの部分を強調しておられました。

正直、投資をするにあたって元本保証ないことや示した内容が将来のパフォーマンスを保証するものではないことはわかっています。

不特定多数を相手とするプレゼンでは、さらっと「注意事項はこちらをお読みください。」くらいでいいと思いました。 

 

 

 

 

③国際株式型(特定地域) 部門 最優秀ファンド賞:グローバルAIファンド(為替ヘッジあり)

グローバルAIファンド 「AIのこれから 投資の注目点と投資方法」

・実質的な運用はアリアンツ・グローバル・インベスターズ

・サンフランシスコを本拠としているのでシリコンバレーの企業群のリサーチ力が半端ないらしい

・上場前のスタートアップの目利きもすごいらしい

・機動的な銘柄組み入れを実践しており、実際に売買回転率が1年で100%超えることも(=1年前の組み入れ銘柄を総とっかえ)

・目標株価を定めてそこに到達したら基本は利益確定をする

・これからは専門的AIではなく汎用的AIがテーマに

このファンドも乞食のポートフォリオに組み入れられています。

為替ヘッジありというのが乞食的には好きなんです。

実際の運用の中身も、なるほど、ボトムアップアプローチでしっかり目利きしているんですね。

今回の講演を聞いてこれからもホールドしようと思いました。

真のアクティブファンド認定◎ですね。

 

 

 

 

④安定資産(債券・バランス安定)型 部門 最優秀ファンド賞:投資のソムリエ

不確実性の高い市場環境における安定運用

・大きな損失を避ける運用

・変動要因の比率を均等に

・分散が効いている

ごめんなさい。

あまりピンときませんでした。

投資初心者にはいいのかもしれません。

が、乞食的には投資初心者はこういうファンドじゃなくて超ローコストのインデックスファンドをとりま保有するのが無難だと思っています。

アクティブファンドに手を出すのはもうちょっと投資がわかってからでいいんじゃないですかね。

完全に私見ですが。

 

 

 

⑤バランス(成長)型 部門 最優秀ファンド賞:ピクテ・マルチアセット・アロケーション・ファンド『愛称:クアトロ』

「ピクテ・マルチアセット・アロケーション・ファンド 愛称:クアトロ」~210余年の歴史で培った「目利き力」とは~

・欧州のプライベートバンク対象顧客向け商品を1万円から買えるというコンセプト

・超分散

・クアトロの運用チームは自社(ピクテ)の年金運用チームである

・目利きすごい

ピクテの歴史をメインに語られておられました。

1月のモーニングスターカンファレンスと内容は大体同じでした。

 

 

 

 

⑥オルタナティブ型 部門 最優秀ファンド賞:ダブル・ブレイン

次世代型資産運用のご紹介ー不透明な金融市場にシステムの力で立ち向かうー

・リスクパリティ85%、トレンドフォロー15%

・リバランスを毎日する

・分散を極めるのは個人では難しいのでAIがやる

・下げには耐性あるけど、戻りには弱い

・ヘッジファンドで有名なマン グループの力

ごめんなさい。

乞食的には”キワモノ”に映りました。

 

 

 

 

⑦基調講演

インデックスファンドが台頭する中、勝ち残るアクティブファンドの条件とは?

モーニングスター株式会社 代表取締役社長 朝倉 智也

www.youtube.com

・インデックスファンドとアクティブファンドどっちがいいかは古くて新しい論争

・神学論争的ですらある

・インデックスファンドは一物価(同じ投資対象なのに信託報酬の高低に随分と差がある投信が世の中にいっぱい)

・インデックスファンド礼賛/アクティブファンド蔑視の風潮はどうなんだろうか(否定的)

・投信ブロガーや若者の間の行き過ぎたインデックスファンド礼賛はどうなんだろうか(否定的)

・アクティブファンドも将来のパフォーマンスを保証しないけど、それはインデックスファンドも同様

・時間分散投資は鉄板 これはインデックスファンドでもアクティブファンドでも同様

・下がったところで買いにいくのは「言うは易く行うは難し」の典型

・上がると売りたくなり、下がると買いたくなくなるのが日本人の特徴 これじゃあ資産形成はままならない

・アクティブファンドのコストはそうはいっても高すぎる 業界的に少しは安くする努力をしてほしい👈携帯会社が国の圧力で渋々携帯料金を下げていくのと似てるww

・コストの低下は確実なプラスリターンに寄与

・10年スパンでみると欧米のアクティブファンドはインデックスに負ける確率が高い

・3つのPが勝ち残るアクティブファンドの条件

・①パフォーマンス・・・トータルリターンやシャープレシオをベンチマークやカテゴリ平均と比較して優位か

・②プロセス・・・再現性の高い運用プロセスがあるか インデックスファンドまがいの銘柄構成になってないか

・③ピーポー・・・運用会社の中の人の運用哲学や運用方針に共感できるか

・最近はエセアクティブファンドならぬエセESGファンドが蔓延り始めている

・ファンドマネージャーの自己コミットメント(ファンドマネージャー自らが身銭を切って自分が運用するファンドにどのくらい資本投下しているか)は開示すべきである これは米国では義務化されている 当局に日本でも義務化するよう意見具申している👈カッコイイ‼

・債券ファンドはアクティブファンドに優位性があるのは意外と知られていない事実

・債券は奥深い

・債券のインデックスだと時価評価額が多い順に買う➡借金が多い国に多く投資することに それってどうなの(否定的)

 

いやあ、朝倉社長の講演はホントに素晴らしかったです。

40分という時間もあっという間。

もっともっと聴きたいのが正直なところ。

控えめに言って最高すぎました。

朝倉社長の講演を聞いて確信に変わったことが一つ

 

「インデックスファンドかアクティブファンドか」

ではなく、

「インデックファンドアクティブファンド

の世界観でいいんだ。

 

ということです。

 

乞食は2021年3月現在、コアに米国ETF、サテライトに真のアクティブファンドというポートフォリオを組んでいます。

kashobunshotoku.hatenablog.com

これが、正直、すごく心地よいのです。

真のアクティブファンドを選ぶのは中々難しいけれども、それが投信選びの醍醐味とも言えます。

乞食は自分で個別の上場株式の今後の値動きの見通しとかを判断するのはできません。

そういう仕事はファンドマネージャーに任せて、乞食としては自分の資産を「信じて託せる」「真のアクティブファンド」を探すことにこれからも執着していきます。

 

今回のセミナーでまた新しい知見に触れることができました。

セミナー開催に携わった全ての方々に深く感謝申し上げます。